スマートリング比較2025年最新版|目的別おすすめと失敗しない選び方
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「スマートリング、気になるけど種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…」
そんな悩みを抱えていませんか?スマートリングは健康管理から決済機能まで、製品によって特徴が大きく異なります。価格も5,000円から5万円以上まで幅広く、選び方を間違えると「買って後悔」なんてことも。
この記事では、主要なスマートリングを徹底比較し、あなたの目的・予算に合った最適な1台を見つけるお手伝いをします。
実際の製品情報をもとに、機能・価格・使い勝手を分かりやすく整理しました。読み終わる頃には、自信を持ってスマートリングを選べるようになっているはずです。
目次
- そもそもスマートリングとは?スマートウォッチとの違い
- スマートリングでできること・主な機能
- 失敗しない!スマートリングの選び方5つのポイント
- 【価格帯別】おすすめスマートリング徹底比較
- 主要スマートリング詳細比較表
- よくある質問(Q&A)
- まとめ - あなたに最適なスマートリングは?
そもそもスマートリングとは?スマートウォッチとの違い

スマートリングとは、指輪のように装着するだけで、心拍数や睡眠、活動量などの生体データを自動的に計測してくれるウェアラブルデバイスです。
見た目はシンプルな指輪ですが、内部には高精度なセンサーが搭載されており、24時間あなたの健康状態をトラッキングしてくれます。計測したデータはスマートフォンの専用アプリで確認でき、睡眠の質改善や体調管理に役立てられます。
スマートウォッチとの3つの大きな違い
スマートリングとスマートウォッチは似た機能を持っていますが、決定的な違いがあります。
1. ストレスフリーな装着感
軽量でコンパクトなリング型なので、24時間肌身離さず身につけられます。特に、寝ている間も邪魔にならず睡眠データを計測できる点が、かさばりがちなスマートウォッチとの大きな違いです。
実際、多くのスマートウォッチユーザーが「寝るときは外してしまう」と話していますが、スマートリングなら睡眠中も快適に装着できます。
2. 測定精度の高さ
医療現場でパルスオキシメーターが指先で測定されるように、指は手首よりも血管が皮膚表面に近く、より正確な生体データを取得できます。心拍数や血中酸素濃度の測定において、スマートリングは理論上、スマートウォッチより高い精度を実現できるのです。
3. バッテリーの持続時間
スマートリングは液晶画面がないため、健康トラッキングなどの機能に特化しています。そのため連続稼働時間も比較的長く、多くのモデルで7日〜14日間の使用が可能です。スマートウォッチが1〜2日で充電が必要なのと比べると、充電の手間が大幅に減ります。
決済機能に特化したEVERINGに至っては、充電すら不要。リーダーからの電波で動作する仕組みのため、完全にメンテナンスフリーです。
スマートリングでできること・主な機能
スマートリングの機能は大きく「健康管理機能」と「決済機能」の2つに分かれます。重要なポイントは、両方の機能を持つモデルは現在存在しないということです。
健康管理機能(ヘルスケアモデル)
睡眠トラッキング
- 睡眠時間の自動記録
- 睡眠深度の測定(覚醒・レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠)
- 睡眠スコアの算出
- 睡眠の質を改善するためのアドバイス
心拍・循環器系の測定
- 24時間心拍数モニタリング
- 安静時心拍数の記録
- 心拍変動(HRV)の測定
- 血中酸素濃度(SpO2)の測定
体温・ストレス管理
- 体表温の変動トラッキング
- ストレスレベルの可視化
- 回復状態の評価
活動量の記録
- 歩数計測
- 消費カロリーの計算
- 運動の自動検出(30〜40種類以上)
- GPS連携による移動距離の記録
女性向け機能
- 月経周期の予測
- 排卵日の推定
- 妊活サポート
これらの機能により、自分の体調を客観的に把握し、生活習慣の改善に役立てられます。
決済機能(EVERINGのみ)
Visaタッチ決済
- 全国230万店舗以上で利用可能
- コンビニ、スーパー、飲食店、タクシーなど
- 一部の公共交通機関でも利用可能
- 充電不要(リーダーからの電波で動作)
- 専用アプリでクレジットカードからチャージ
決済機能を重視するなら、現時点ではEVERINGがほぼ唯一の選択肢です。ただし、EVERINGには健康管理機能は搭載されていません。
重要: SuicaやPayPayには対応していません。使えるのはVisaタッチ決済のみです。
失敗しない!スマートリングの選び方5つのポイント

スマートリングは決して安い買い物ではありません。購入後に「思っていたのと違った…」とならないよう、以下の5つのポイントをしっかり確認しましょう。
1. 目的で選ぶ - 健康管理 vs 決済
まず最初に決めるべきは「何のためにスマートリングを使うか」です。
現状、スマートリングは以下の2タイプに完全に分かれています:
- 健康管理タイプ: 睡眠、心拍、活動量などを記録(Oura Ring、SOXAI、MONOMAMなど)
- 決済タイプ: Visaタッチ決済に特化、健康管理機能なし(EVERING)
両方の機能を持つモデルは2024年現在、一般販売されていません。「睡眠改善したい」「体調管理したい」なら健康管理タイプ、「スマホを出さずに決済したい」なら決済タイプを選びましょう。
2. 価格帯で選ぶ - 予算に合わせて現実的に
スマートリングの価格帯は大きく4つに分かれます:
エントリー(5千〜1万円)
- 基本的な健康管理機能のみ
- アプリの質にバラつきあり
- 「まず試してみたい」人向け
決済特化(1〜2万円)
- EVERING: 健康管理なし、Visaタッチ決済のみ
- 充電不要が魅力
ミドルレンジ(2〜4万円)
- 日本ブランド(SOXAI、MONOMAMなど)
- 充実した健康管理機能
- アプリが無料で使える
プレミアム(5万円以上)
- Oura Ring: 本体52,800円〜 + 月額サブスク999円
- 最高峰の測定精度と分析機能
- 世界250万個以上の販売実績
正直なところ、5万円以上出せるならOura Ring一択ですが、予算的に厳しいならミドルレンジの日本ブランドがコスパに優れています。
3. サイズ選びは超重要 - 絶対に妥協しないこと
これは声を大にして言いたいのですが、スマートリングで最も重要なのはサイズ選びです。
サイズが合わないと:
- センサーが正しく肌に密着せず、測定精度が大幅に低下
- 締め付けや緩さで24時間装着がストレスに
- 購入後のサイズ交換は基本的に不可
多くのメーカーが「サイジングキット」を提供しています。これは複数のサイズがセットになったサンプルリングで、実際に指にはめてフィット感を確認できます。
サイジングキットを使う際のポイント:
- 装着する指を決める(人差し指、中指、薬指が推奨)
- 指の第2関節を無理なく通過するサイズ
- 指の根元にピッタリとフィットし、簡単に回転しないサイズ
- 朝と晩など複数の時間帯で試着(指の太さは1日で変わる)
Oura Ringなどの高級モデルは、購入前にサイジングキットを無料で送ってくれます。2〜3千円の出費でも、失敗を避けるために必ず使いましょう。
4. OS対応を確認 - iPhone vs Android
自分のスマートフォンのOSに対応しているか、必ず確認してください。
多くのスマートリングはiPhone(iOS)とAndroid両方に対応していますが:
- 対応OSバージョンが限られる場合がある
- 一部機能がiOSのみ対応のケースも
特に格安モデルの中には、説明書や専用アプリが英語のみで、日本語に対応していない製品もあります。英語が苦手な方は「日本語対応」と明記されているモデルを選びましょう。
5. バッテリー持続時間 - 充電頻度を確認
スマートリングのバッテリー持続時間は製品によって大きく異なります:
- 7〜10日間: 標準的(SOXAI、MONOMAM、格安モデルなど)
- 7日間以上: 優秀(Oura Ring 4は最大8日間)
- 12日間: 長持ち(一部の中国メーカー製)
- 充電不要: EVERING(決済専用、リーダーから電力供給)
一度の充電で7日以上使えるモデルなら、週に1回の充電で済むので手間が少なくなります。逆に5日以下だと、スマートウォッチとあまり変わらず、スマートリングの利点が薄れます。
【価格帯別】おすすめスマートリング徹底比較

ここからは、価格帯別におすすめのスマートリングを詳しく紹介していきます。
プレミアム(5万円以上) - 本格的な健康管理
Oura Ring 4(オーラリング 第4世代)
価格: 52,800円〜(カラー・素材により最大73,000円)
月額サブスク: 999円/月 または 11,800円/年(初月無料)
バッテリー: 最大8日間
防水: 100m耐水
重量: 3.3〜5.2g(サイズにより変動)
特徴:
Oura Ringはフィンランド発のスマートリングで、健康管理デバイスとして世界トップクラスの性能を誇ります。世界179カ国で展開され、累計販売数は250万個を超える実績があります。
第4世代(Oura Ring 4)では、センサー数が前モデルの8個から18個に増強され、測定精度が大幅に向上しました。特に睡眠中の血中酸素濃度(SpO2)測定精度が120%改善され、心拍数センサーや呼吸障害の計測精度も向上しています。
測定できる項目:
- コンディションスコア(0〜100点)
- 睡眠スコア(深い睡眠、レム睡眠の詳細分析)
- アクティビティ(40種類以上の自動検出)
- 心拍数・心拍変動(HRV)
- 血中酸素濃度(SpO2)
- 体表温の変動
- ストレスレベル
- 月経周期の予測
メリット:
- 世界最高レベルの測定精度
- 長期的なトレンド分析による詳細なインサイト
- Natural Cyclesなど他アプリとの連携
- チタン製の高級感あるデザイン
- 100mの耐水性能(水泳・ダイビングもOK)
デメリット:
- 本体価格が高い(5万円以上)
- 月額サブスクが必須(999円/月)
- サブスクなしでは機能が大幅に制限される
こんな人におすすめ:
- 健康管理を本気で取り組みたい
- 睡眠の質を科学的に改善したい
- 長期的な投資として考えられる
- 最高品質の製品を使いたい
注意点:
Oura Ringの大きな特徴であり注意点なのが、月額サブスクリプションの存在です。サブスクに加入しないと、基本的なスコア(コンディション、アクティビティ、睡眠)とバッテリー残量しか見られません。
詳細な睡眠深度、心拍変動、ストレス分析、月経周期予測など、Oura Ringの真価を発揮する機能はすべてサブスク加入が必要です。つまり、実質的には「本体5万円 + 年間約12,000円の維持費」がかかると考えるべきです。
ミドルレンジ(2〜4万円) - コスパ重視
SOXAI RING 1(ソクサイリング)
価格: 約30,000円前後
月額費用: なし(アプリ完全無料)
バッテリー: 最大12日間
防水: 100m防水
重量: 約3〜4g
特徴:
SOXAIは神奈川県横浜市に本社を置く日本企業で、「健康であること」を意味する「息災」から社名を取っています。日本でスマートリングがまだ知名度が低かった頃から製造販売を手がけており、現在は全国の大手家電量販店でも購入できます。
最大の特徴は、Oura Ringと異なり、アプリの全機能が無料で使えること。 月額課金なしで、すべての健康データを確認・分析できます。
測定できる項目:
- 睡眠分析(睡眠時間、深度、スコア)
- 心拍数(24時間モニタリング)
- 血中酸素濃度
- ストレスレベル
- 活動量(歩数、消費カロリー)
- 体表温の変動
メリット:
- アプリ完全無料(ランニングコストゼロ)
- 日本企業による日本語サポート
- 最大12日間のバッテリー持続
- チタン製で耐久性が高い
- 100m防水でシャワー・水泳もOK
デメリット:
- Oura Ringほど詳細な分析機能はない
- アプリのUIがOuraより若干劣る
- 製造自体は中国OEMの可能性が高い
こんな人におすすめ:
- 月額課金したくない
- 日本語サポートを重視
- コスパの良いスマートリングを探している
- 基本的な健康管理機能で十分
MONOMAM Ring(モノマムリング)
価格: 約20,000〜25,000円
月額費用: なし
バッテリー: 最大15日間
防水: IP68(日常生活防水)
特徴:
長野県に拠点を置く日本ブランド。モノ批評誌「MONOQLO」でベストバイを受賞した実績があり、Amazonレビューでも高評価を獲得しています。
ファッション性を重視した設計で、健康管理デバイスというより「おしゃれなアクセサリー」として日常に溶け込むデザインが特徴です。
メリット:
- 2万円台で購入可能
- 最大15日間の長いバッテリー持続
- サクラレビューが少なく、実際の評価が高い
- 軽量でファッション性に優れる
デメリット:
- SOXAIやOuraと比べると機能がやや限定的
- 測定精度の詳細データが少ない
決済特化(1〜2万円)
EVERING(エブリング)
価格:
- スタンダードプラン: 19,800円(BLACK/WHITE)、21,450円(SILVER)、有効期限4年
- 定額プラン: 月額550円〜(最低契約期間2年)
機能: Visaタッチ決済のみ(健康管理機能なし)
バッテリー: 充電不要(リーダーからの電波で動作)
防水: 5気圧防水
特徴:
EVERINGは健康管理を一切行わず、Visaタッチ決済に完全特化したスマートリングです。NTTドコモも取り扱っており、全国230万店舗以上で利用できます。
最大の特徴は充電が不要なこと。 リング内部のICチップがリーダーからの電波に反応して動作するため、メンテナンスフリーで使い続けられます。
利用可能な場所:
- コンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
- スーパー(イオン、イトーヨーカドー、まいばすけっとなど)
- 飲食店(マクドナルド、サイゼリヤ、タリーズコーヒーなど)
- タクシー(JapanTaxi、タブレット設置車両)
- 一部の公共交通機関(Visaタッチ対応路線)
使い方:
- 専用アプリでクレジットカードを登録
- 使いたい金額をチャージ(オートチャージも設定可)
- レジでリングをかざすだけ(約1秒で決済完了)
メリット:
- 充電不要でメンテナンスフリー
- 決済が超高速(約1秒)
- 5気圧防水で手洗い可能
- ジルコニアセラミック製で金属アレルギー対応
- 紛失時はアプリでワンタップ停止可能
デメリット:
- 健康管理機能は一切なし
- SuicaやPayPayには非対応(Visaタッチのみ)
- 有効期限が4年(期限後は再購入が必要)
- 一部店舗でエラーが出やすい(正しいかざし方が必要)
こんな人におすすめ:
- キャッシュレス決済をもっとスムーズにしたい
- スマホを出す手間を省きたい
- 充電の手間をゼロにしたい
- 健康管理機能は不要
注意点:
EVERINGはVisaプリペイドカードと同じ仕組みで、有効期限が4年間あります。期限到達後は新しいリングを購入する必要があり(定額プランの場合は無償交換)、ただの指輪になってしまいます。
また、コンビニなどでエラーが出やすいという報告もあります。正しいかざし方(リングをリーダーに対して水平にかざす、グータッチのようにする)を覚える必要があります。
エントリー(5千〜1万円) - 初めてのスマートリング
格安モデルは5,000円〜10,000円で購入でき、「とりあえずスマートリングを試してみたい」という人に向いています。
代表的なモデル:
- OMMQ スマートリング: 約8,000円
- TOPINCN スマートリング: 約6,000円
- 各種ノーブランド製品: 5,000円前後
一般的な機能:
- 基本的な睡眠トラッキング
- 心拍数測定
- 歩数計
- 血中酸素濃度測定
- 7〜10日間のバッテリー
- IP68防水
メリット:
- 低価格でスマートリングを体験できる
- 基本的な健康管理機能は揃っている
- 失敗しても経済的ダメージが小さい
デメリット:
- 測定精度にバラつきがある
- アプリの質が低い(不自然な日本語、分析が浅い)
- サポートが期待できない
- 耐久性に不安
注意点:
格安モデルを選ぶ際は、以下の点に注意してください:
- Amazonレビューを必ずチェック - ただしサクラレビューに注意
- 日本語対応を確認 - 説明書とアプリが日本語か
- 返品ポリシーを確認 - 初期不良対応があるか
- 過度な期待はしない - あくまで「体験用」と割り切る
正直なところ、本気で健康管理したいなら最初からミドルレンジ以上を買うことをおすすめします。格安モデルで「スマートリングって微妙だな」と思ってしまい、本来の良さを体験できないのはもったいないです。
主要スマートリング詳細比較表
| 製品名 | 価格 | 月額費用 | 健康管理 | 決済 | バッテリー | 防水 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Oura Ring 4 | 52,800円〜 | 999円/月 | ★★★★★ | × | 最大8日 | 100m | ★★★★★ |
| SOXAI RING | 約30,000円 | なし | ★★★★☆ | × | 最大12日 | 100m | ★★★★☆ |
| MONOMAM Ring | 約20,000円 | なし | ★★★☆☆ | × | 最大15日 | IP68 | ★★★★☆ |
| EVERING | 19,800円〜 | なし | × | ★★★★★ | 充電不要 | 5気圧 | ★★★★☆ |
| 格安モデル | 5,000〜10,000円 | なし | ★★☆☆☆ | × | 7〜10日 | IP68 | ★★☆☆☆ |
測定項目の詳細比較:
| 測定項目 | Oura Ring 4 | SOXAI | MONOMAM | EVERING | 格安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 睡眠深度 | 4段階 | 4段階 | 3段階 | × | 2〜3段階 |
| 心拍数 | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
| HRV(心拍変動) | ○ | ○ | △ | × | × |
| SpO2(血中酸素) | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
| 体表温 | ○ | ○ | △ | × | × |
| ストレス | ○ | ○ | ○ | × | △ |
| 月経周期 | ○ | △ | × | × | × |
| アクティビティ自動検出 | 40種類以上 | 20種類程度 | 10種類程度 | × | 基本のみ |
○: 搭載、△: 限定的、×: 非搭載
よくある質問(Q&A)

Q1. SuicaやPayPayは使えますか?
A. 2024年12月現在、SuicaやPayPayに対応しているスマートリングは存在しません。
決済機能を持つスマートリングは現状EVERINGのみで、使えるのはVisaタッチ決済だけです。
Suicaなどの交通系ICカードとVisaタッチではICチップの種類が異なるため、EVERINGがSuicaに対応することは技術的に難しいとされています。
ただし、Visaタッチ決済は全国31都道府県、108社の交通事業者が導入しており、年々対応路線が増えています。お住まいの地域の公共交通機関がVisaタッチに対応していれば、EVERING間接的に「交通系ICの代わり」として使えます。
Q2. スマートウォッチとどっちがいいですか?
A. 目的によって使い分けるのが正解です。
スマートリングがおすすめな人:
- 睡眠の質を改善したい(睡眠中も快適に装着)
- 24時間装着しても違和感がない方がいい
- 普段は機械式腕時計をつけたい
- 通知機能は不要
- 充電頻度を減らしたい
スマートウォッチがおすすめな人:
- スマホの通知を手元で確認したい
- リアルタイムでデータを見たい
- GPS搭載でランニング記録したい
- 音楽再生や通話機能がほしい
- 多機能なデバイスが好き
実際、医療現場でパルスオキシメーターが指で測定されることからも分かるように、血中酸素や心拍数の測定精度は指の方が高いとされています。「健康管理に特化」するならスマートリングの方が理にかなっています。
Q3. サイズが合わなかったらどうすればいいですか?
A. スマートリングは基本的にサイズ交換不可なので、購入前のサイズ確認が絶対に必要です。
多くのメーカーが「サイジングキット」を提供しており、複数サイズのサンプルリングを自宅に送ってくれます。実際に指にはめてフィット感を確認してから本製品を購入する流れです。
サイジングキットの入手方法:
- Oura Ring: 公式サイトで無料サイジングキット申込可能
- EVERING: 一部のドコモショップで試着可能
- その他: メーカー公式サイトで確認
サイジングキットを使う際は:
- 装着する指を決める(人差し指、中指、薬指が推奨)
- 朝・昼・晩と複数回試着(指の太さは1日で変わる)
- 第2関節をスムーズに通過し、根元でぴったりフィット
- 簡単に回転しないサイズを選ぶ
「ちょっときついかな?」と思うくらいがちょうど良いサイズです。緩すぎるとセンサーが肌に密着せず、測定精度が大幅に低下します。
Q4. 充電頻度はどれくらいですか?
A. 健康管理モデルは7〜14日に1回、EVERINGは充電不要です。
製品別の充電頻度:
- Oura Ring 4: 最大8日間(週1回程度)
- SOXAI: 最大12日間(10日に1回程度)
- MONOMAM: 最大15日間(2週間に1回程度)
- EVERING: 充電不要(リーダーから電力供給)
- 格安モデル: 7〜10日間(週1回程度)
スマートウォッチが1〜2日で充電が必要なのと比べると、スマートリングは圧倒的に充電頻度が少ないです。
充電時間は20〜80分程度のモデルが多く、お風呂に入っている間や就寝前に充電すれば十分です。
Q5. 日本製のスマートリングはありますか?
A. 日本ブランドはありますが、製造自体は中国OEMの可能性が高いです。
日本ブランドのスマートリング:
- SOXAI(神奈川県横浜市) - 日本企業、日本語サポート
- MONOMAM(長野県) - 日本ブランド
- HelloRing(東京都渋谷区) - 日本ブランド
ただし、これらの企業は規模が小さく自社工場を持たないため、実際の製造は中国のOEM工場に委託している可能性が高いです。
とはいえ、ブランドとして日本企業が運営しているため:
- 日本語の説明書・アプリ
- 日本語カスタマーサポート
- 日本の法規制に準拠
- データ管理の透明性
などのメリットがあります。
「完全な日本製」にこだわるなら選択肢はほぼありませんが、「日本企業が品質管理しているブランド」なら上記の選択肢があります。
Q6. 血圧は測定できますか?
A. 2024年12月現在、血圧を測定できるスマートリングは存在しません。
スマートリングで測定できるのは:
- 心拍数
- 血中酸素濃度(SpO2)
- 体表温
- 心拍変動(HRV)
血圧測定が必要な場合は、血圧対応のスマートウォッチか、医療機器認証を取得した血圧計を使用してください。
一部の格安スマートリングが「血圧測定可能」と謳っていますが、医療機器認証を受けていない製品の血圧測定値は信頼性が低く、健康管理には使えません。
Q7. 防水性能はどれくらいですか?
A. ほとんどのスマートリングは日常生活防水以上に対応しています。
防水規格の目安:
- 100m防水(Oura Ring、SOXAI): 水泳、ダイビングもOK
- 5気圧防水(EVERING): 手洗い、シャワー、水泳OK
- IP68(多くの格安モデル): 日常生活防水、短時間の水没OK
基本的に、手洗い・シャワー・サウナ・水泳程度なら問題ありません。ただし、海水や温泉での長時間使用は避けた方が無難です。
Q8. スマートリングの寿命はどれくらいですか?
A. バッテリー寿命は2〜3年、物理的な寿命は5年以上が目安です。
スマートリングに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、充電を繰り返すことで徐々に劣化します。一般的に500〜1000回の充電サイクルで容量が80%程度まで低下します。
バッテリー寿命の目安:
- 週1回充電(年52回): 約10〜19年
- 週2回充電(年104回): 約5〜10年
- 毎日充電(年365回): 約1.4〜2.7年
実際には2〜3年で「そろそろバッテリーの持ちが悪くなってきたな」と感じる人が多いようです。
物理的な寿命:
- チタン製: 非常に丈夫で傷つきにくい、10年以上使える
- ジルコニアセラミック製: 硬度が高く耐久性抜群、5年以上は問題なし
EVERINGの特殊なケース:
- 充電不要なので理論上は長持ち
- ただし有効期限が4年(再購入が必要)
まとめ - あなたに最適なスマートリングは?
ここまで、スマートリングの選び方と主要製品を徹底比較してきました。最後に、目的別のおすすめをまとめます。
【目的別】あなたにおすすめのスマートリングはコレ!
✅ 本格的に健康管理したい・睡眠を科学的に改善したい
→ Oura Ring 4(52,800円〜 + 月額999円)
世界最高レベルの測定精度と分析機能。長期的に健康管理に投資する覚悟があるなら、これ一択です。月額課金はかかりますが、それに見合う価値があります。
✅ 月額課金したくない・コスパ重視
→ SOXAI RING(約30,000円)
日本企業による日本語サポート、アプリ完全無料、最大12日間のバッテリー。「本格的な健康管理はしたいけど、月額課金は嫌だ」という人に最適です。
✅ 予算2万円台・初めての本格スマートリング
→ MONOMAM Ring(約20,000円)
MONOQLO誌でベストバイ受賞、Amazonでも高評価。2万円台で購入でき、最大15日間のバッテリー持続が魅力。「まず本格的なものを試したい」という人向け。
✅ キャッシュレス決済をもっとスムーズにしたい
→ EVERING(19,800円〜)
健康管理は諦めて、決済機能に全振り。充電不要で超高速決済。「スマホを出す手間すら面倒」という人に。
✅ とりあえず安く試してみたい
→ 格安モデル(5,000〜10,000円)
「スマートリングってどんなものか体験したい」だけなら格安モデルでOK。ただし測定精度やアプリの質は期待しないこと。本気で健康管理したくなったら、ミドルレンジ以上に買い替えましょう。
最後に一言
スマートリング選びで最も重要なのは「目的を明確にすること」です。
「とりあえず良さそうだから」「安いから」という理由で選ぶと、高確率で後悔します。
- 何のために使うのか?(健康管理 or 決済)
- どのデータを重視するのか?(睡眠 or 運動 or ストレス)
- 月額課金を許容できるか?
- 予算はいくらか?
これらを明確にしてから製品を選べば、必ず満足できるスマートリングに出会えます。
あなたの健康管理、または便利なキャッシュレス生活が、この記事をきっかけに実現することを願っています!
参考文献・出典
[1] Oura Ring 4 公式サイト - Oura Health Oy
URL: https://ouraring.com/ja/product/rings
[2] 「Oura Ring 4」発表、スペックや価格、発売日などを分かりやすく紹介 - TikGadget (2024年10月4日)
URL: https://www.tikgadget.jp/oura-ring-4-smart-ring-specs/
[3] EVERING(エブリング) | サービス・機能 | NTTドコモ
URL: https://www.docomo.ne.jp/service/evering/
[4] ヨドバシ.com - 【2025年最新】スマートリングのおすすめ3選と選び方
URL: https://www.yodobashi.com/category/174101/500000069000/500000276001/h001/
[5] 【2025年】スマートリングのおすすめ11選 - クラシル比較 (2025年3月6日)
URL: https://hikaku.kurashiru.com/articles/01J7FPFVFSW890JBMEE4JBEX7W
[6] 健康管理におすすめ日本製スマートリング4選 - このブランドはどこの国?(2025年9月2日)
URL: https://kunitohyouban.com/2025/03/29/日本製4ブランド含む、15のスマートリングの所在/